中庭のある平屋でシンプルに暮らす。
もし土地の面積が、欧米並みに広かったら、どんな家をたてますか？
という質問が以前、雑誌にありました。
「かなり広い土地ならば平屋を希望する」とお答えの方は実に６０％以上にもなりました。
もちろん家族が多ければ、それぞれのプライベートな時間を尊重する為に二階や離れが必要な時期もあるでしょう。
しかし４０代半ばあたりから、確実に、階段の上り下りはキツクなり５０代、６０代、７０代になるにつれ掃除や、ちょっとした荷物運びでも身体に負担がかかりそうです。
そのためセカンドハウスや、老後のすまいとして、平屋で暮らしたいとお考えの方も大勢いらっしゃるようです。
平屋と二階建て、もしくはそれ以上の高さのある住宅を比べようとしても、家族構成、立地条件、予算などの問題もあるので一概にどちらが良い悪いとは言えません。
しかし家をそう何度も建て替えられたり、購入したり出来る方は多くありませんし、一生をそこで暮らすと言う風に考えると土地選びも、一階建てと二階建てのどちらにするか、と言う事は、長い目で見て考えねばならない問題でもあります。
平屋に関してデメリットがあるとすれば、土地の広さによってデザインが限定されてしまう、プライバシーが制限される、などがまず思い浮かびます。
２階建てにする理由の大半は広さを満足するには縦に広げるしかない、と言うことです。
特に都心の場合日当たりや風通しの面からも、2階建にせざるを得ないといのが実情でしょう。
もっと条件が悪ければ3階建にするとか、地下を作るわけです。
部屋の数が多いという事は、建築にかかる費用だけでなく光熱費も維持費もかかることになります。
家族が多いうちは、部屋数が多い方が良いですし、それぞれの趣味や時間帯も違うでしょうから、２階建ても良いのですが老後の少人数の暮らしですと家の中にデッドスペースが増えるだけでなく、階段が危険な場所にもなってしまいます。
もし、じゅうぶんな広さの土地があったり、同居する家族が少ない場合は、平屋の方が圧倒的にコストもかかりません。
２階や階段が無い分、日常の動きもシンプルになるでしょう。
最初からバリアフリーにしておけば、介護などの段階になったときも慌てずに済みますね。
また蒸暑い日など窓を開けて網戸にして寝たい、と思っても、なかなかそうはいきません。
せっかく広い敷地に平屋の暮らしやすい建物を建てても、セキュリティ上の問題があるようです。
もし中庭があれば、日当たりや風通し、防犯、プライバシーの問題は大半が解決すでしょう。
表に大きな通りがあっても、そちら側は壁面で、内側に中庭が開けているわけですから、防音対策にもなります。
洗濯物を干す、椅子を出してゆっくりお茶を飲む、植物の世話など、ちょっとしたことが人目を気にせずに出来るのは、やはり中庭ならではのメリットです。
今は沢山の住宅メーカーから、中庭を持つ平屋のモデルハウスやカタログが出ています。
家族構成などを考慮しつつ、十年後、二十年後も危険が無くシンプルに暮らせるような、そんな家を建てたいものです。
いかがだったかニャ？
少しでも、参考になれば嬉しいです！
ところで、お節介かもしれないけれど、中庭にはシンボルツリーを植えることを強くオススメするよ！
シンボルツリーがあると、四季も感じながら木の成長を楽しめるし、照明を上手く使えば極上の空間を創りだすことができる！
こっちの記事に、オススメのシンボルツリーをランキング形式でまとめてあるので、ぜひ、選考にして欲しいニャ！
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