厄除け 4月

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どんなことにも古くから伝わる慣習があるものです。

 

もちろん、厄除けもしかり。

 

一番気になるのは、やっぱり「時期」に関すること！

 

「今年は厄年だし、新しい年度を迎えたことだし。このタイミングで厄除けでも行って身を清めるか！」

 

･･･ってことで4月に厄除けをしてもらう方もいらっしゃるかもしれません。

 

4月に誕生日を迎える方は特に、そんなマイルールをお持ちの方もいるんじゃないでしょうか？

 

一方で、「厄除け」「厄払い」は年明け早々に行くというパターンも多いですよね。

 

実際、初詣に行くと

 

「今年、厄年を迎えるのはこの年齢のアナタ！」

 

って大々的に掲示されてあったりもしますので、「初詣のついでに厄除けも」という方もいるでしょう。

 

一体、厄除けはいつ行うのが正式なのか？

 

あれこれ調べてみたところ、どうやら「2月派」が多いよう。

 

実際、2月に「厄除け祈願祭」を開催しているお寺が多く、世間的にも「厄除けに行くなら2月」というのが定着しているようです。

 

新年が始まる1月でもなく、新年度がスタートする4月でもなく「2月」。

 

それって一体、ナゼなの！？

 

今でこそ新年の始まりは1月1日、大みそかは12月31日。

 

ですが、かつては1年の始まりは「立春」の日とされていた時代があったんです。

 

立春とは、暦の上で春が始まる日。

 

現在のカレンダーでいうと2月4日頃です。

 

そして、その前日の2月3日は「季節を分ける日＝節分」にあたり、今でいう大晦日と同じような意味があったんですって。

 

今でも、占いの世界では「2月3日までは前年の生まれ」とみなして占ったりしますからね。

 

「厄除けするなら2月4日以降」という風習があるのは、そのためです。

 

ただ、お寺や神社では2月以降も厄除け祈祷を受付けています。

 

あくまでも大々的にお祭り騒ぎをするのが2月ということであって、それ以降でも厄除けはできるんですよ。

 

ですから、4月だってノープロブレム！

 

私自身は1月生まれですから「誕生日に合わせて」と思うと1月～2月には厄除けを済ませることになります。

 

ですが、夏以降の生まれだと「今年は厄年だ」と言われても誕生日を迎えるまでピンときませんよね、きっと。

 

その場合は、別に1月、2月にこだわる必要はなく、区切りよく年度始めの4月でも、あるいは誕生日月でもいいんです！

 

そもそも、初詣だの厄除け祈願祭だのでごったがえしている中で厄除け祈祷を受けるのはちょっと気ぜわしい感じもしますからね。

 

厄除けには

 

「自分の内面と向き合う」

 

「我が身を振り返る」

 

という目的もありますので、むしろ静かな時期に行ったほうが理想的なくらいでは！？

 

 

とはいえ、「厄年は自分だけではなく身近な人にも災厄が降りかかる」

 

なんて怖いジンクスもありますよね。

 

家族や大切な人に“何か”あった時に

 

「自分が厄除けに行っていないからではないか」

 

と自分を責めたり後悔したりするくらいなら、早めに済ませておいたほうが良いのかも･･･。

 

何事も気にし過ぎてしまう方、自意識過剰な方は4月を目処に厄除けをしておくのがベターです！

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