厄除け あびこ観音

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みなさん、あびこ観音をご存知でしょうか？

 

あの聖徳太子が命じて作らせたという言い伝えが残る由緒正しいお寺で、今なお、多くの人々の心のよりどころとなっているのです。

 

関西地方で「厄除け」と言えば、やっぱり大阪市住吉区の「あびこ観音」が有名です。

 

西暦546年に創建された神社で、日本で最古の観世音菩薩の仏閣として知られていますね。

 

観世音菩薩とは、いわゆる「観音（かんのん）様」のこと。

 

仏教的な知識が全くない方でも、「なんとなくありがたい存在」ということはご存知ですよね？

 

「全ての人々に、怖いことや災いのない状態を施してくれる存在」として信仰されてきた仏様で、「救済」の象徴とも言えるでしょう。

 

私たち人間は、誰かを助ける時にどうしても損得勘定が働いてしまうものですが（中にはそうでない方も？）、仏様はどんな人でも平等に救ってくれるという崇高な存在なのです。

 

毎年、節分の時期には厄除け・開運を祈願するために多くの方があびこ観音を訪れるそうです。

 

敷地内には、室町時代から残っているという樹齢700年の楠もあり、「これを見られるだけでもご利益がありそう！来た甲斐があった」と感激される方もいらっしゃるそうですよ。

 

あびこ観音での厄除けは通年で行っており、特に予約は必要ないようです。

 

ただし、祈祷を受けられるのは1月と2月だけ。

 

それ以外は、厄除け自体は行ってもらうことができますが祈祷に立ち会うことはできません。

 

直接現地に出向き、受付で祈祷台帳を記載すれば、その翌日以降に観音様の御前に納められて祈祷をしてもらえるのだそうです。

 

祈祷に関しては1日間（御祈祷　3,500円）、3日間（別御祈祷　5,500円）、7日間（特別御祈祷10,500円）の3つのプランから選ぶことができます。

 

また、祈祷が終わった後に家までお守りとお札を郵送してくれるのだそうですよ。

 

私の友人は、2月の節分の時にあびこ観音に出かけ、念願の厄除けをしてもらったそうです。

 

「せっかく行くなら、祈祷に立ち会えないのでは意味がない！」と、張り切って出かけていったのを私もよく覚えています。

 

なんでもこの時期は、日本で最古の伝統的な厄除け行事「節分厄除大法会」が開催されているのだとか。

 

屋台なども出ており、周辺はお祭り騒ぎでものすごい混雑だったそうです。

 

彼女の場合、駅からあびこ観音の敷地内に入るまで2時間もかかったそうですから、節分の時期に厄除けに行く方は混雑を覚悟しておいたほうが良さそうですね。

 

まあ、人気のB級グルメなども数多く出店しているそうですから、「ランチがてら、ぶらっと出かけてみるか」と、雰囲気を楽しむくらいの気持ちで出かければイライラせずに済みそうですね。

 

風水では、「厄除けをする」という形式的な「行為」よりも、「自分の身を振り返り、その厄を払おう」という“気持ち”が大切だと言われていますので、せっかくあびこ観音に行ってもイライラしていたのでは意味がありません！

 

受付のすぐ横には護摩堂があり、そこで護摩木（名前や祈願内容が記載された木）を炊き上げて祈祷します。

 

ここでも、受付で並んでから順番が来るまで1時間以上かかるそうです。

 

祈祷が終わったら、〆はあびこ観音名物の「厄除けまんじゅう」を！

 

私は黒糖味の皮の中にこしあんが入ったタイプのものをお土産としていただきましたが、シンプルで美味しい蒸し饅頭です。

 

これを食べたことで、私にもいくらか「厄除け」のご利益をおすそ分けしてもらえたのではないかな？

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